PC のセットアップ

ROS Industrial トレーニング教材を利用するには 2つの方法があります. 推奨方法 は事前に設定された仮想マシンを利用することです. もう1つの方法は必要なソフトウェアを備えた ネイティブの Ubuntu マシンをインストールすることです. 仮想マシンを用いた方法は,はるかに簡単な選択肢で トレーニング中のビルドエラーを最小限に抑えますが, 特定のハードウェア,特に USB( Kinect のようなデバイスなど ) に接続するには機能的な限界があります. 本トレーニングコースの知覚機能トレーニングにおいて USB 接続を必要としなくて済むように .bag ファイルを用意しています.

仮想マシンの設定(推奨

仮想マシン(VM)はトレーニング教材を利用する最も便利な方法です.

  1. VirtualBox をダウンロード

  2. ROS Kinetic Industrial Training VM イメージのダウンロード

  3. VirtualBox への VM イメージのインポート

  4. 仮想マシンの起動

  5. ユーザ名: ros-industrial ,パスワード: rosindustrial(スペース・ハイフンなし)でログイン

  6. ターミナルを開いて最新の状態に更新

    cd ~/industrial_training
    git checkout kinetic
    git pull
    ./.check_training_config.bash
    

VirtualBox で制限される機能

VirtualBox はハードウェア機能(VMの制限による)と パッケージのインストール(スペースを節約するため)の 2点で制限があります. USB の制約のため Kinect を用いたデモはできません.

仮想マシン一般の問題

最近のほとんどのシステムでは VirtualBox などの仮想マシンはそのまま利用できます. 次は他の人が遭遇した問題とその解決法です.

ネイティブ Linux PC の設定(非推奨

インストール シェルスクリプト は Ubuntu Linux 16.04(Xenial Xerus)LTS で動作するようになっています. このスクリプトは本トレーニングに使用する環境に必要な ROS およびその他のパッケージをインストールします.

この手順の後(もしくは既に ROS 環境がある場合) トレーニング教材リポジトリをホームディレクトリに複製します.

git clone -b kinetic https://github.com/ros-industrial/industrial_training.git ~/industrial_training

設定の確認

以下は適切なパッケージがインストールされ industrial_training git リポジトリが最新であること を確認するための簡単なチェック方法です. ターミナルで次のコマンドを実行してください.

~/industrial_training/.check_training_config.bash